#104 元祖横川げたんは

<元祖横川げたんは>

製造: 香房夢はな(霧島市横川町)

販売: JR大隅横川駅(霧島市横川町)で、土日限定販売。限定30箱。

価格: 5個入り 600円

お問い合わせ: 0995-72-0145

   

 

 最終回は、このコーナーでも多く取り上げたお菓子を!!という事で、黒砂糖の風味が懐かしい郷土のお菓子「げたんは」のご紹介です。その名も「元祖横川げたんは」。これを作るのは、霧島市横川町の香房夢はなのお2人。代表の福島年子さん、メンバーの志水ヒロ子さんにお話を伺いました。今から5年前、横川町で開かれたイベントがきっかけで生まれたこの商品。食生活改善推進員のみなさんが中心となって作られました。以来、イベントが行なわれる際に地元の皆さんに振舞ったところ大好評!食生活改善推進員のメンバーのお二人が商品化。3月22日、販売に至りました。

 実は、横川町は国鉄肥薩線が開通する明治36年までは、付近一帯お米の集荷場だったそうなんです。町には荷馬車や、人でにぎわっていたのだとか。その際、地元のお菓子屋さんがお茶うけ菓子として作っていたのが、このげたんは。横川町が発祥といわれているそうです。当時は、「横川菓子」、一銭で売られていた事から「一銭菓子」、「三角菓子」と呼ばれ、親しまれていたようです。昔はオーブンがない時代。当時は、備長炭のように質の良い炭を使い、ピザ釜のような石釜で焼いていたそうです。

 

 昔ながらのげたんはをと始まった商品作り。しかし再現しようにもレシピが当然の残っていませんでした。そこで、当時げたんはを作る様子を見たことがある、食べた事があるという方を探し、お話をお聞きしながら、その方の舌の記憶を頼りに、分量を少しずつ調整していって、ようやくたどり着いた明治の味なんです。材料はシンプル。喜界町産の黒砂糖、小麦粉、ふくらし粉。黒砂糖の味が優しい、素朴な味です。また少しかためなのも特徴。昔のげたんはは少しかためだったようです。歯ごたえもあって、食べ応えもあります。きっと昔の人達も、このげたんはで元気をもらって、またお仕事に励んでいたんでしょうね~。

 材料に加える水の分量、これが作る上で大切なポイント。水の量が多いとふくれ菓子のようになってしまうし、少ないとクッキーのようにかたくなってしまう・・・。かたくもなく柔らかくもない、程よい食感にこだわりました。

 鹿児島の味、「げたんは」。明治時代に想いを馳せながら一口食べれば、懐かしい気持ちになれる、ふるさとの味です。

お菓子
2009/03/28 17:54