道を歩けば。私は慢性の肩こりがひどいので、少なくとも月に一回はマッサージ&はり をしてもらうために出かける。
かれこれ15年以上同じところへ通っている。
行くときにはバスやタクシーを利用して予約の時間になるべく遅れないように急いでいるが、
帰りは大雨や降灰ではない限りテクテク歩いて帰る。
バスを利用したら自宅までトータルで25分くらいで帰り着くけれど、歩くと1時間近くかかる。
早歩きでただひたすら歩くと45分くらいで帰り着くが、ボォ~と歩いているうえにパン屋へ寄ったり雑貨屋へ寄ったり、たまには喫茶店に入ったりするので、 マッサージが終わるのはだいたい5時半前後だが、帰る着くのはすっかり暗くなったころ。
時々は、マッサージの先生宅の近くからバスに乗って駅まで行き、駅周辺をぶらぶらしたあと、
駅から20分くらいだが歩いて帰ることもある。
駅からは途中、川べりを歩くのが好き。
そんなぶらぶらテクテクのとき、私は何を考えているのかというとナゾの思い出に浸りつつ、
たまには、これまで自分の言動に対して反省をしたりしなかったり、すぐ忘れたり。
先日もフト、あることを思い出した。
もう20年近く前だったと思うが、バイト仲間に私より一回りくらい年上のひとがいて、
そのひとはちょっとだけ周りのみなさんに怖がられていたような雰囲気もあった。
私はなんとなく可愛がられていたような気がするが、実は勘違いのような気もしないではない‥。
私には『半分くらい無意識下での行動』というのがあると思われ、ある日のこと、
あのときもそうだったのだ。
そのひとの鼻のすぐ斜め下くらいにホクロがあった。
そのホクロを指差して(少し触っていたかも)、「ハナクソ~」と云った。
あとで聞いたのだが、その場に居たひとたちはみんな一瞬に凍ったらしい。
そのひとが「もぉ~菊ちゃんったら~。妹の子供たちでさえ、そんなこと云わないわよ~」と
笑ってくれるまでの、ほんの一瞬の怖い怖いフリーズ状態。
あのときの私は彼女のホクロのことを他にひとたちと話したことさえなかった。
でも、こころのなかで気になって気になって仕方がなかったのだろう。
しかし、ひじょうに失礼な言動であったことには変わりがない。
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