平成22年度卒園式祝辞と、地震にまつわるお話

 自分で言うのもあれだし、出鼻をくじくようで申し訳ないのだが、このポストや昨年度の祝辞原稿のポストを参考にされても、園児や先生方にうまく伝わるかどうかはまた別問題だ。

もちろん、話をするテクニックがあれば、それは可能だ。
しかし、テクニックは練習や場数を踏まなければ身に付かない。
それに、子供たちが本当に理解し話を聞いてくれるのかということになるとなおさら難しいものだ。

僕の場合は、普段の各種行事の挨拶の度に、単なる挨拶ではなく子供たちと会話をすることを心がけてきた。
特に今年の卒園生は、年中組のときから、僕が会長を2年間務めたので、子供たちは「会長さんは今日はどんな話をするのか?」といつも興味を持って期待してくれている。
僕が舞台や演壇に立つと、子供たちが「くすくす」と笑い出しそうな顔をしているくらいだ。

そんな子供たちとのやり取りがあったからこそ、突然のアドリブであっても、もみんな声を合わせて、大きな声で歌いだしてくれる事が出来るし、問いかけた言葉に敏感に反応して、自分たちの気持ちを伝えてくれる。

大事なのは、自分の言葉で語ることだと思う。
たとえ、稚拙な内容であっても、自分の言葉で精一杯語れば、皆ちゃんと話を聞いてくれるのだ。

ネットで調べた例文や、形式ばった挨拶なんて、参考にならない。
誰のためにするのかもう少し考えた方が良い。

卒園式の祝辞は、「先生や保護者や来賓」に向けて行うものではない。
卒園生に向かって、「彼らに伝えなくては成らない事を伝える」事なのだ。

よく考えてほしい、自分の体裁や保護者の手前や先生方に感心され、「すばらしい(無難な)スピーチでした」と言われる為にやるのではない。
園児たちが「僕たち私たち」たちに語りかけてくれた「お話」と感じてくれなかったら、意味が無いのだ。


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平成二十二年度 卒園式祝辞

 みなさん、お早うございます。
私は、ヤマダ幼稚園PTAのヤマダタヱです。

 卒園生である、ゆり組、ふじ組のみなさん、本日はご卒園おめでとうございます。
心より、お祝い申し上げます。

また、園長先生をはじめ、先生方、職員の皆様、在園中は大変お世話になりました、心より感謝申し上げます。
保護者の皆様、PTA幹事のお母様方、ならびに役員の皆様に置かれましても、多大なるご協力を頂き無事にこうしてこの日を迎えられました。みなさまへ心よりお祝い申し上げますとともに、厚くお礼をお申し上げます。

そして、このような情勢の中、他の幼稚園等では卒園式の中止もあると伺っておりますが、ヤマダ幼稚園に関しましては、本日こうして卒園式を挙行することを決断して頂けました事、保護者を代表しまして重ねてお礼申し上げます。


 さて、卒園生のみなさん、私が皆さんの前でお話しするのは、今日この卒園式が最後になります。
もう二度と、みなさんの前でお話しする事はありません。
そして皆さんもとても怖かった地震の事もあって、今日はどんな話をしようかと昨日の夜とても悩みました。

悩んで悩んで、考えて、今日皆さんに最後にお話しするのは「人の気持ち」についてのお話です。

それでは、みなさん、今の気持ちはどんな気持ちですか?

(やりとり、アドリブ)
小学生に行ける事が嬉しくて、わくわくしてるひとはいますか?
みんなとお別れするのが悲しくて、泣きたい気持ちのひとはいますか?
緊張してるけど、いつもと変わらないよ、というひともいますね。
ほかにどんな気持ちの人がいますか?

(実際には、どんな気持ちですか?の問いの直後に、ほぼ全員が「嬉しいです!」と答えたので、誘導質問アドリブw )

はい、色んな気持ちの人がいますね。

 卒園生の皆さんもそうですが、お父さんお母さん先生方、色んな気持ちの人が、今ここにいます。
では、そんないろんな気持ちのみんなが、あっと言う間に同じ気持ちになる方法があるので、ここでちょっと実験してみたいとおもいます。

いつも歌ってる、「みんなともだち」と言うのがありますね。
この歌はみんな好きですか?
はい、私もこの歌が大好きです。それを今ここで一緒に歌ってみましょう。

子供、教育、受験関係
2011/03/21 13:48



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